「霊峰白山と山麓の文化的景観 自然・生業・信仰」再提案書概要
「霊峰白山と山麓の文化的景観 自然・生業・信仰」再提案書の概要(平成19年12月20日提出)
1.提案コンセプト
前提案では、白山信仰に重点を置いていたが、本提案では、白山信仰をベースとしつつ、白山山麓の生活文化を強調する。
- 白山(御前峰:標高2702メートル)は、日本列島のほぼ中央部に位置し、世界有数の豪雪地帯である。
この白山を源に、4つの河川(手取川・九頭竜川・長良川・庄川)が、日本列島を横断し、多くの人々のくらしを支える。 - 禅定道(登山道)筋に、寺社や集落が形成され、人・物・情報などが行き交い、白山文化圏を形成した。
- 厳しくも豊かな自然環境の中で、たくましくも生き続けてきた、白山をめぐる生業と生活と信仰を表す風景が、稀有なかたちで継承されている。
これは、人間と自然との共生を示すものである。
2.資産の概要
特に生活・生業関連遺産の充実を図り、構成資産は45件(前提案では27件)とした。
自然的要素
- 白山の高山植物帯
- 岩間の噴泉塔群
- 石徹白のスギ
- 手取川流域の珪化木産地など
山麓のくらし
- 白峰・石徹白の伝統的建造物群
- 白山麓の出作りと真宗道場等の景観など
白山の信仰
- 白山比め神社本殿
- 白山平泉寺旧境内
- 長滝白山神社・長瀧寺境内の景観
- 那谷寺本堂
- 白山山頂遺跡群など
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