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松任小

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部署名: 学校指導課 電話番号: 076-274-9578 FAX番号: 076-274-1665 E-mail: gakkoushidou@city.hakusan.lg.jp
 
 
松任小学校
○第一話
○第二話

 
 
第一話

 これは、白山市内にお住まいの宇野満雄さんからいただいたお手紙です。とても心温まるお手紙でしたのでそのままご紹介します。


 前略。人と人との繋がりが希薄になり、物を粗末にする風潮のある昨今ですが、私はとても素敵な体験をさせていただきました。私が拾った鉛筆が、蕪城小学校を経由して落とした子に届いたのです。お世話くださった蕪城小学校と松任小学校の先生に御礼申し上げます。下手ですが、童話風に経緯を書いてみました。ありがとうございました。
 
おじいさんと鉛筆
                          
 ある時、おじいさんは市役所からたのまれた仕事をしていました。それは、松任の大町から茶屋町までの商店街を通る人と自転車の数をしらべる仕事でした。おじいさんはその中の、安田町の金谷酒造店の前を受け持っていました。
 五月二十八日の十時半ごろのことです。おじいさんの前をゾロソロと小学生が通りかかりました。三年生くらいで、先生もいっしょでした。
 「はは〜ん、町しらべに回っているな。」と思ったおじいさんは、「おはよう、ごくろうさま」と声をかけると、子どもたちは次々と、「こんにちは」と、元気にあいさつしました。
 子どもたちが通りすぎると、歩道にキラリと光るものが落ちています。『なんだろう?』と近よってみると、それはみじかい鉛筆でした。「おっ、名前が書いてあるぞ。さっき通った子どものだれかが落としたんやな」と、ひとりごとを言いながら、『よし、どこの学校か分からんけど、いつかとどけてあげるか』と、ポケットに入れました。
 何日かすぎて、鉛筆を落とした子の学校さがしを始めようとした日、おじいさんはけがをしてしまいました。自転車にも自動車にも乗れません。
「あの子、鉛筆落としてこまっとるやろな。」と言うと、おばあさんは「私らの子どものころとちごうて、何本でも持っとるわいね。」と答えました。
 「ほんでも、せっかく名前を書いてあるがや。とどけてやらんなん。」と言うと、「どの学校か分からんがやろ。ちびたの鉛筆よりガソリン代の方が高くつくかもしれんよ。」「そうやなあ。もう年金ぐらしやから、お金のむだづかいはできんしなあ。」「まあ、あんたのことやから、ほっておけんやろ。元気になったらさがしに行くまっしね。」
 鉛筆を拾ってから二十日ほどたって、けがのなおったおじいさんは自家用車に乗りました。「あの子たちは西の方から歩いてきた。だから、西の方にある蕪城小学校へ行ってみるか」と、蕪城小学校へ出かけました。
 「こんにちわ。名前を書いた鉛筆をひろったのですが、この学校のお子さんではありませんか?」と、先生に見せました。女の先生はその鉛筆を見るなり、「あ、この子は松任小学校の三年生やわ。」と、おっしやいました。「よかったあ。じゃ あ、今からとどけるわ」と言うと、「いえ、せっかくですから私がとどけます。ありがとうございました。あ、お名前と住所を教えてください。」と、女の先生はおっしゃいました。おじいさんはメモ紙に住所、名前、電話番号とひろった場所と日、時刻を書いて、その下に「持ち物に名前を書いておくことの大事さを久しぶりにたいけんしました。」と書きそえました。
 それから六日後の六月二十八日の夜、おじいさんはおふろに入っていました。おばあさんが入ってきて、「今、電話があった。鉛筆がとどいたって。」「そうか、とどいたか。」「お母さんがね、こんな鉛筆一本のことで親切にしていただいて、いまどき、なかなかこんな人はいないって、感激してらした。よかったね。」「はははは。そうか、よかったなあ。」背中をこすってもらったおじいさんは、どっぷりとお湯につかりました。
 しばらくすると、おばあさんの声が聞こえました。「あんた、いつまで入っとるがいね。ごはんやよ。」「ああ、分かっとる、分かっとる。」と言いながら、「背中もすっきり、心もすっきり。ああ、ごくらく、ごくらく」とつぶやきました。

 
 
第二話

 図書委員会で、子どもたちの中から、一、二年生に読み聞かせに回ってはどうかという話が持ち上がった。図書委員会の五、六年生がそれぞれ一、二年生の一クラスを担当し、絵本を選んで準備した。読み聞かせに回ると、一、二年生のどのクラスもお兄さんお姉さんが一生懸命本を読んでくれる姿を、目をきらきら輝かせてみていた。その後開かれた図書委員会では、「一、二年生がとても真剣にお話を聞いてくれて、とても喜んでくれたよ。」と五、六年生がうれしそうに話す姿が見られた。
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