ユネスコ世界ジオパーク認定

白山手取川ジオパークがユネスコ世界ジオパークに認定されました！

フランス・パリで行われたユネスコ執行委員会において、日本時間の令和5年5月24日（水曜日）に白山手取川ジオパークが日本で10か所目となるユネスコ世界ジオパークに認定されました。

白山手取川ジオパークは、平成23年の日本ジオパーク認定以降、ユネスコ世界ジオパークの認定を目指し活動を続け、令和2年の国内推薦を経て、国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）に申請をしていました。
令和4年10月、ユネスコより派遣された審査員により、市内の豊かな自然や歴史・文化・地域の皆さんの様々な取り組みを視察する現地審査が行われました。
桑島化石壁をはじめとする、地域の地質的・地形的価値や、それらを活用した教育やツーリズムのこれまでの取り組みについて高い評価を受けることができ、今回のユネスコ世界ジオパーク認定につながりました。

詳細は下記リンクをご確認ください

• 白山手取川ジオパーク推進協議会公式ホームページ（外部リンク）

白山市長（白山手取川ジオパーク推進協議会会長）コメント

5月24日、白山手取川ジオパークがユネスコ世界ジオパークに正式認定となりました。
大変うれしく、また誇らしく思っております。

2010年に推進協議会が設立されて以降、構成団体の皆さまをはじめ、学術会議委員の皆さま、学習支援員の皆さま、連携協定団体の皆さま、公認観光ガイドの皆さまなど、この地域に関わる多くの方々のご尽力のもと、活動を積み上げてきた結果が、ようやく実ったものと考えをめぐらせると、大変に感慨深いものがあります。

ジオパークの取り組みは、単に、地球科学的な遺産の保護・保全だけでなく、遺産を活用した教育活動の推進、地域経済等の発展までも考えています。また、そのような活動を推進することで、この地域のさらなる発展に寄与するとともに、地球環境や国際社会の維持・発展への貢献にもつなげてまいります。

私たちは、今まさにユネスコ世界ジオパークとしての活動のスタートをきったところですが、今後、このような地域と世界とのつながりをしっかりと認識を持ちつつ、さらに活動を盛り上げていきたいと考えています。

「ジオパークは人だ」とよく言われていた、前 山田市長のジオパークへの熱い思いを引継ぎつつ、今後は、ユネスコ世界ジオパークの活動をより多くの人たちと連携して行い、地域の発展のみならず、これからの地球や社会を担う人づくりを進め、ひいては、白山手取川地域のたゆまぬ発展にもつなげていきたいと思います。

今、まずは、ユネスコ世界ジオパークの正式認定を皆さんとともに、大いに喜びたいと思いますが、今後の活動に向けては、世界のなかでもジオパーク活動のけん引役を担えるよう、あらためて、気を引き締めて取り組んでいきますので、引き続き、皆さまのご支援、ご協力、よろしくお願いいたします。

白山市長
白山手取川ジオパーク推進協議会会長
田村　敏和